
船からのカワハギ釣りについて、必要なタックルや仕掛、釣り方などを紹介します。カワハギ釣りは奥の深い釣りで腕の差が出ますが、タックルや必要な道具も少なめなので誰でも簡単に始められる船釣りです。肝パンの激旨カワハギが釣れるのも最高な点。
カワハギ釣り(船)とは?

カワハギ釣りにも2種類あって、堤防や筏などからやる場合と船からやる場合があります。この記事では船(遊漁船)から狙うカワハギ釣りの方法について紹介しています。船からの方が色んなポイントを探しながら釣れるので釣果も上がりやすいです。
シーズン(時期)

カワハギ釣りのメインシーズンは秋〜冬。10月頃から12月頃までが良いと思います。この時期はカワハギの肝も大きくなり、所謂「肝パン」なカワハギが狙えるので釣り人に人気の高い時期です。また初夏や夏場もカワハギを狙う事ができ、この時期は身が美味しい時期となります。ちなみに、エリアによって異なりますが、水温が14度〜17度程度の範囲が釣りやすい時期になります。水温が下がり過ぎると活性が低くなり釣れなくなります。水温が一番低くなる2月や3月頃はあまり釣れないと思います。
カワハギ釣りのタックル
カワハギ用ロッド(竿)

カワハギ用ロッドの特徴は、短めで先調子の竿です。長さは170cm〜180cmぐらい。穂先はオレンジなどカラーリングされており、カワハギの繊細なアタリを手感度だけでなく目感度で取れるようになっています。
カワハギロッドで重要なのは竿の調子で、先調子の7:3や8:2、極先調子の9:1が最適で、穂先(ティップ)が柔らかくベリーからバットはしっかりとしたモノが多いです。これは、カワハギの釣り方に特化しており、餌を揺らしたり、仕掛を持ち上げたり、仕掛を張らず弛まずの状態でキープしたりする場合に使いやすいようなセッティングにされているためです。
9:1の極先調子のロッドは、仕掛を揺らしたり宙に浮かせたりするのがやりやすく、8:2のロッドはオールラウンド系で色んな状況に使いやすい設定、7:3のロッドは穂先が長く柔らかめなので、繊細なアタリを取りやすい反面、積極的に仕掛を動かすのには向いてないなど、それぞれに特徴があります。まずはオールラウンドな8:2ぐらいのカワハギロッドを選ぶと良いと思います。
21ステファーノXR【シマノ】
2021年にリリースされたシマノの最新カワハギロッドが「21ステファーノXR」。ミドルクラスのロッドで、3万円台なので手頃というと語弊がありますが、XシートやXガイドなど最新ロッドに相応しいスペックになっています。予算が許すなら、このクラスあたりがほしいところですね。
20カワハギX【ダイワ】
手頃なロッドもあり、ダイワの最新カワハギ竿のエントリーモデル。手頃で見た目も良い感じです。カワハギに力を入れているダイワ製ってのも良いですね。
カワハギ専用ロッドは色々なメーカーから発売されており種類豊富でピンきり。5万円以上のハイエンドモノから1万円前後の入門モデルまで色々とあります。
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カワハギロッドが欲しい!入門モデルから気になる最新ロッドまで紹介!
カワハギロッド カワハギ釣りにおいて、カワハギ専用ロッドはもはや必須アイテム。使うのと使わないのでは、かなり釣果に影響してくると思います。 カワハギ竿(ロッド)もお手頃な入門モデルから「まじで!そんな ...
カワハギ用リール

カワハギ用リールとして最適なのは小型のベイトリール。ずっと手持ちする釣りなので軽量なリールがおすすめです。また基本的に底を中心に狙う釣りなので、カウンターは無くても大丈夫です(もちろん付いていても問題ないです)。ベイトリールのサイズ的にはPE1号を200mぐらい巻ける番手(100番〜200番)で良いと思います。カワハギ専用リールも出てますし、手持ちの小型ベイトリールでも特に問題ないと思います。ギアはノーマルやハイギアが良いと思います。
↓この辺りがお手頃でちょうど良いサイズのカワハギリールですね。
メインラインとショックリーダー
小型ベイトリールに巻くラインはPE1号を150〜200m程巻いておけば問題ないと思います。ちなみに和歌山の加太沖での釣りは水深30m前後ぐらいです。ショックリーダーにはフロロカーボン3号を50cmぐらい結束しておけば良いです。ショックリーダーはできれば付けといた方が良いと思いますが、PEと仕掛け直結でも可です。