
メバリングリール
入門モデルから最高峰モデルまで、おすすめメバリングリールをご紹介。またメバリングに最適なリールの番手(サイズ)や選び方なども合わせて解説します。これから冬にかけて本格シーズンを迎えるメバリングを楽しみましょう!私も新しいリールが1つ欲しいな〜。
※2020年2月に最新メバリングリールに更新しました。
メバリングリールの選び方

メバリングリールの選び方
小型だけど一瞬で根に潜るトルクフルな引き味を持つメバル。尺メバルと呼ばれるは30cmを超えるサイズは想像を超えるぐらい引きます。※30cmは釣ったことないので想像です(笑)。そんなメバルをターゲットにした最適なメバリングリールの選び方ですが、ポイントとしては下記。
メバリングリールを選ぶポイント
- リールのサイズ(番手と一般的に呼ばれます)
- リールの自重
- 1回転あたりの巻取り長(ハイギア?それともローギア)
- 糸巻き量(スプールサイズ)
- ドラグ性能
メバリングリールの大きさ(番手)

メバリングリールの番手
シマノとダイワの場合、メバリングリールに最適な番手は下記となります。アジングリールと比べると同じか少し大きめのサイズが目安ですね。
メバリングリールの番手(目安)
- シマノのメバリングリールの番手:C2000S番〜2500S番
- ダイワのメバリングリールの番手:2004番〜2506番やLT2000〜LT2500の浅溝スプール(FC=フィネスカスタム)モデルなど
※ダイワは2018年にリリースされた18フリームスから番手表記がLT◯◯◯◯に変更になっています。
※シマノとダイワの番手は同じ数字でも糸巻き量やドラグなどが違いますのでご注意下さい。
リール自重
同じ番手でも使っている素材などにより、リールの自重はかなり違います。メバリングロッドは軽量のものが多いので、軽めのリールがロッドとのバランスを取りやすいですね。メバリングには200g前後のリールが良いと思います。
おすすめのギア比(ハイギアかローギアのどちらが良い?)

左:ハイギア 右:通常ギア
ハンドル1回あたりの巻取り量が長いほどハイギアでハンドルの回転はその分重くなりますが、すばやく糸を巻き取ることができます。逆に巻取り量が短いローギア(通常)の方が巻取り時の回転が軽くなります。
メバリングはデッドスローのタダ巻きが多い釣りなので、ローギア(通常版)がメバリングには使いやすいと思いますが、一気に根に潜ろうとするメバルを引き剥がすのにはハイギアが良いという一面もあります。一長一短ですが私はローギアをおすすめします。
リールのハイギアと通常ギアの表記
シマノの場合
・通常ギア→C2000S
・ハイギア→C2000HGS(HGがハイギア表記)
※Cはコンパクトボディ=1つ下の1000番ボディに2000番のスプールを使用。
※Sはシャロースプール(浅溝スプール)=2000番の浅溝スプールで糸巻き量を少なくしてある。
ダイワの場合
・通常ギア→2004
・ハイギア→2004H(Hがハイギア表記)
糸巻き量(スプールサイズ)

スプールサイズ
メバリングで使うラインは、PEだと0.4号前後、フロロカーボンラインだと3〜4lb前後を使用することが多いです。メバリング時にそこまで遠投する事はありませんので、上記のラインが100m程度巻ければ十分な糸巻き量となります。
ラインが細い程、風や水の抵抗を受けにくいというメリットがありますが、細すぎるとラインブレイクしてしまいますのでご注意下さい。ちなみに、細いラインを巻く場合は、スプールに下巻きする場合もあります。釣具店でラインを買えばやってくれますので、心配な方は釣具屋さんにお願いすればOKです。
また、替えスプールを用意しておくことで、ライン交換せずにスプール交換で簡単にラインの変更ができます。
どういう場合に替スプールを利用するかというと、例えば風が強いので、PEラインでは釣りにならないな・・・という場合、PEラインを巻いたスプールからフロロカーボンラインを巻いたスプールに変更するなど。また、不意なライントラブル時にも有効なので、複数リールを用意しても良いですが、替えスプールを用意する事でリールをどんどん増やすこと無く費用を抑えながら、釣りの幅を広げることができますよ。
糸巻き量の参考
シマノのC2000S
・フロロカーボン:3lb-110m、4lb-85m
・PEライン:0.6号-150m、0.8号-110m、1号-80m
ダイワの2004
・フロロカーボン:3lb-140m、4lb-100m
・PEライン:0.4号-120m、0.6号-100m
※番手は同じでもリールによって糸巻き量が若干異なる場合あります。詳細は各リールのメーカースペック表を参考にして下さい。
ドラグ性能

ドラグ性能
ドラグとはリールがラインを巻き取る力の事で、通常kgで表します。
写真のリール上部にある取っ手(ドラグノブ)を時計回りに回転させるとドラグが締りがドラグ力が強くなります。反時計回りに回転させるとドラグが緩みドラグ力が弱くなります。どんどん緩めていくとドラグノブが外れ、スプールを脱着することが出来るようになります。
メバリングリールで使用するリールのドラグ力は大体2kg前後。メバリングではかなり細いラインを使用するので、突然のメバルの突っ込みに対してスムーズにラインがでるドラグ性能の良いリールがおすすめです。
ドラグはガチガチに〆過ぎず、手でひっぱるとラインが出るぐらいで調整しておきましょう(一気に根に潜ろうとするので、アジングのドラグと比べると強めの設定が良いと思います)また、メバリングをしていると外道でシーバスやチヌなど思わぬ大物がかかる場合もあります。
おすすめのメバリングリール【2020年最新版】
最近発売された初心者用のエントリーモデルから最新技術と搭載したハイエンドモデルまで、おすすめのメバリングリールを紹介します。私が現在使用しているのは、16セルテート2004H、13セルテート2004の3機種、17セオリー2506Hなど。メバリングにはベストマッチ!で気に入ってます。
シマノ 17サハラ

17サハラ 全体
17サハラは、実売6000円前後と手頃ですがしっかりした良リール。個人的にも愛用しています。軽くは無いですが、C2000S番だと220gと特に重たいという訳でもなく使いやすい範囲。見た目も悪くないですし、メバリング初心者の入門モデルとしておすすめのリールです。
ダイワ 20レブロス(2020年モデル)
2020年1月に発売されたのが、ダイワの最新スピニングリール「20レブロス」。実売6,000円前後と非常に手頃ながらATD(オートマチックドラグ)を搭載しており、安心して魚とやりとりできます。そして、エアローターを搭載しており巻心地もスムーズ。エントリーモデルとしておすすめの1台です。メバリングには、LT2000(200g)、LT2500S(220g)ぐらいが良いと思います。
ダイワ 17エクセラー

17エクセラー
17エクセラーは、マグシールドや最新のドラグシステムATDなどを搭載した入門機。実売アンダー1万円と手頃なのも嬉しいところ。若干重たいですが、特殊アルミニウム素材のスーパーメタルボディを採用しており高い剛性が特長です。2004番(250g)がおすすめ。※2506でも良さそうなのですが、270gとちょっと重すぎるかな。。
ダイワ 16EM MS
メジャークラフトのヒロセマンがテレビ番組で使ってるのを見かけるリールが16EM MS。ちなみに、EMはエンブレムの略。カーボン樹脂「ザイオン」で出来た軽量で剛性の高いボディやマグシールドを採用しています。
1万円台中盤で購入可能な中位機種で2004(205g)もしくは2506(215g)あたりがおすすめ。個人的な印象ですが、他のリールと比べて名前が分かりにくいことで損しているような気がします。※2020年2月時点でカタログ落ちしているモデルなので、40〜50%オフとかなりお買い得になっていますよ!
ダイワ 18カルディアLT

18カルディア
14カルディアから4年を経てLT版としてモデルチェンジしたのが、18カルディアLT。ダイワの中級クラスのスピニングリールとして、人気のあるモデルです。ボディ素材にカーボン素材ザイオンを使用するなど、モデルチェンジしてかなり軽くなり、18カルディアLT2000Sだと自重も170gしかありません。メバリングなどライトゲームにおすすめのスピニングリールです。
シマノ 16ストラディックCI4+
ボディやローターに軽量カーボン素材「CI4+」を使用した超軽量スピニングリールが「16ストラディックCI4+」。2016年に発売され非常に評価も高く人気の機種。特にその軽量さからメバリングやアジングなどのライトゲームに最適です。
番手はC2000SもしくはC2500Sがおすすめですが、個人的にはC2500Sが良いですね。180gしかないので、アジングやメバリングなどのライトゲームからチニングやシーバス、ロックフィッシュやワインドなど幅広い釣りに活躍してくれそうです。
ダイワ 17セオリー

17セオリー
17セオリーは、特殊カーボン樹脂「ザイオン」製のボディとローターを採用。超軽量&剛性を実現し、当時のハイエンドモデル「15イグジスト」よりも軽量に仕上がっています。価格帯やスペックからすると、前述した16ストラディックCI4+の対抗馬という感じ。個人的に見た目は17セオリーの方が好きです。おすすめは2004か2506番。このリールも非常に軽いので2506番あたりを購入し、メバリング以外にも色々な釣りに使うのもありですね!※私は2506H番を購入して使っています。
シマノ 17ソアレCI4+
シマノのライトゲーム専用リールが「17ソレアCI4+」。2017年に4年ぶりにリニューアルされました。最小500番は驚異の自重140gを実現し、今もっとも軽いスピニングリールだと思います。NEWマグナムライトローターやコアプロテクトなどシマノスピニングリールの最新技術をてんこ盛り。ボディ、ローター、ハンドルはCI4+素材で全番手が超軽量です。おすすめ番手はC2000SS PG。
ダイワ 20ルビアス
非常に人気の高かった15ルビアスから5年、2020年に20ルビアスとしてモデルチェンジ。発表されるとすぐに話題になった機種です。2大きく進化した点は、モノコックボディ化されたザイオン製ボディ。2500番サイズ比較で前モデル(15ルビアス)から25gもの軽量化を実現しています。メバリングには、FC LT2000S(150g)やFC LT2500S(155g)が最適なサイズ。ダイワのライトゲームの大本命スピニングリールと言っても過言では無いと思います。
ダイワ 17月下美人AIR
ダイワのライトゲームブランド「月下美人」の名を冠したリール「17月下美人AIR」。1gでも軽くするために、削りに削った「肉薄アルミスプール」を採用したり、ラインストッパーの排除など徹底した軽量化がなされています。デザインもダイワ月下美人シリーズのロッドにマッチするカラーリングになっています。もちろんダイワの最新技術もてんこ盛りです。メバリングやアジングをする人のために開発されたリールなので、ラインキャパも細糸がちょうど巻けるスプールサイズになっています。
シマノ 19ヴァンキッシュ

シマノ 19ヴァンキッシュ
ライトゲームの最高峰スピニングリールが19ヴァンキッシュ。後述する16ヴァンキッシュからわずか3年でモデルチェンジされました。ヴァンキッシュはシマノのクイックレスポンスシリーズの頂点に君臨する機種で、軽量・感度・巻初めの軽さなどで、他の追随を許さないリールとなっています。なので、ライトゲームという分野においては最高級機である18ステラさえ凌駕している点もあります。メバリングなどライトゲームに最適なC2000Sだとわずか145gしかありません。※ステラはコアソリッドシリーズ。
シマノ 16ヴァンキッシュ
シマノ最高峰のライトゲーム用スピニングリールが16ヴァンキッシュ。この上に最高級機として14ステラがありますが、ライトゲーム用としては現時点でシマノ最高のリールだと思います。高い剛性と超がつく軽量性を両立しており、シマノの最新技術を全て盛り込んで作られたといっても過言では無いと思います。糸巻き量が少し多めですが2500Sでも180gと軽量なので、色々な釣りに汎用的に使うなら良いと思います。メバリングメインならC2000Sがおすすめ。
ちなみに、2019年にニューモデル「19ヴァンキッシュ」が発売され16ヴァンキッシュはカタログ落ちしました。既に新品はほとんど流通してないですが、変わらず16ヴァンキッシュも人気のモデルです。
ダイワ 17月下美人EX
最後、トリを飾るのはダイワの17月下美人EX。他のリールと一線を画すデザインとカラーリングで、まばゆいばかりに輝いています。この存在感にダイワの最新技術をふんだんに取り入れた超ハイスペックなスピニングリールに仕上がっています。軽量・高剛性を両立させたメバリングマスターに相応しいリール。凄いですね。メバリングには2004Cがおすすめ!
まとめ
メバリングリールも色々とありますね〜。最近のリールはエントリーモデルから十分に良いものが多いので、まずは1万円前後の手頃なリールを選ぶのが良いと思います。またメバリング以外にもアジングやライトロックフィッシュゲームなども楽しめますので、色々な釣りに活用できるのも良いですね!秋から春頃まで楽しめるメバリング、ぜひ挑戦してみて下さい!