ティップランエギングについて、基本的なタックルやエギ、釣り方などを紹介しています。
ティップランって何?
ティップランエギングは基本的に船からやるエギング。通常のエギングとは違って水深のあるディープエリア(水深20m〜50m)にいるアオリイカをティップラン用の重めのエギで狙う釣り方。ボートエギングやディープエギングなんていう呼び方もあります。
ティップランエギングでは、陸っぱりのエギングとは違い魚影が濃く叩かれていないポイントで楽しむ事ができるのでアオリイカの釣果も出やすいってのが特徴。
何で「ティップラン」って言うのかというと、ロッドの穂先=ティップがピョコンと跳ね上がったり、抑え込まれたりする動きが「走る(RUN)」っている様子に何となく似ているから。
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シーズン
シーズンは地域によって前後しますが、秋イカを狙う8月末頃から大型の春イカを狙う春や初夏まで。陸っぱりと同様に秋は数釣り、冬場から春にかけては大型狙いになります。
ティップランのタックル
ティップランエギングは人気のある釣りなので専用ロッドやリールなどの専用タックルがリリースされています。
どんなロッドが良い?
ティップラン専用ロッドが各社から発売されているので、専用ロッドを使うのが一番良いです。ちなみにメーカーによっては、ティップランとは言わず「ボートエギング」や「ディープエギング」と表現しているロッドもあります。
ティップランロッドの特徴としては、ティップ(穂先)はアオリイカの繊細なアタリをとるために柔らかく作られていますが、20gぐらいから重たい場合は100gぐらいのエギをシャクるので、ベリーからバットにかけてはしっかりしたロッドになっています。
ロッドの長さ
船の上でシャクったりキャストしたりするので長いロッドは使いにくいのもあり、大体長さは6ft〜7ftまでの間のティップラン専用ロッドが多いです。短めは取り回しが良くて、長いほど船の揺れなどに対応しやすいです。
ロッドのパワー選び
40g前後のエギをメインに使う事が多いので、このあたりのエギが扱いやすいロッドパワーが良いと思います。パワー表記はメーカーによって異なりますが、例えば、使えるエギの範囲が20g〜80gって書いてあるロッドの場合、大体使用範囲下限と上限の真ん中ぐらいの重さ40g〜60gが扱いやすいという理解で良いと思います。ただし、ポイントによってはより重たいエギを使う場合もあるので使用するエギの重さに合わせて選ぶ必要があります。
代わりに使えるロッドは?
イカメタル(オモリグロッド)や一つテンヤロッド、バチコンアジングロッドなど、穂先でアタリを取るけどシャクるのでベリーやバットがしっかりしているロッドが使えます。私も1本はティップラン専用ロッド、サブロッドとしてオモリグロッドを使っていますが、問題なく使えています。
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ティップランに最適なリールは?
リールはスピニングリールの2500番〜3000番程度を使います。通常のエギングで使うリールのサイズで問題無いです。150m〜200mラインを巻いておけばOKです。
ドラグ設定
ドラグを締めすぎていると、アオリイカからアタリがあって合わせた時に身切れする事があります。手で少し力を入れてひっぱってドラグが出るぐらい、もしくはエギをシャクったときに「ジッ」と音が鳴るぐらいのドラグに設定しておきましょう。
ラインの号数とリーダーの長さ
メインラインはPEラインを利用。0.6号もしくは0.8号ぐらいでOK。0.6号を使っている人が多いと思います。それと水深把握が出来るマルチカラーのラインがおすすめです。
それとショックリーダーはフロロカーボンの2号〜2.5号ぐらいを使います。1m〜1.5m(1ヒロ)ぐらいで良いと思います。
ティップラン用エギ
ティップラン用エギは、通常のエギと比べてシンカーを重たくしてあり、船からのエギングでも水中で水平姿勢が取りやすいようにラインアイの位置が変更されたものがリリースされています。
↑ティップラン用エギは顔の上にラインアイ。普通のエギは顔の前方にラインアイ。ティップランエギはヘッド側のシンカーが重たいので、ラインアイの位置を後方にすることで水平バランスを取りやすくしてあります。
エギのサイズ
3号(20g〜30g)〜3.5号(30g〜50g)ぐらいのエギをメインで使います。シーズン初期の子イカ狙いの場合は、2.5号や3号のエギを使用しますが、2.5号はティップラン用エギが売ってないので、下記に記載している仮面シンカーなどを装着して利用することになります。
追加オモリ「仮面シンカー」などでエギの重量を調整
ティップランエギング用に開発された「仮面シンカー」や「マスクシンカー」と呼ばれるオモリを使い、水深や潮の流れ、船の流されるスピードに合わせてエギの重さを調整します。
基本は水深=エギの重さでOKですが、底取りが出来ない場合はエギにオモリを追加して重たくし、反対に底取りできるけどフォールスピードを遅くしたい場合は軽くするなどの調整が必要。ティップランエギングの肝の1つだと思います。
また、各メーカーの仮面シンカーによって、「このエギには使える」「このエギには使えない」っていうのがあるので、ちょっとややこしいですが、釣具屋さんで聞いたら教えてくれると思います。
ティップランエギ用エギだけでなく、通常のエギに仮面シンカーを付けて使う事もできるので、手持ちのエギもティップランに使えるようになるのはありがたいです。
ティンプランエギのカラーは何色がいいのか?
一番人気のあるのが紫系のカラー。実績も高く釣れるカラーなので用意しておきましょう。
他にもブルーやオレンジ、金アジ系のカラーも人気があり、また地域によるご当地アタリカラーなどもあります。釣行前に直近で釣れているカラーを船宿に聞いたり、インスタやブログなどの釣果写真を眺めると参考になると思いますよ!
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釣り方のポイント
ティップランの釣り方の流れ
エギをフォール
エギをフォールさせます。船や潮が流れてない場合は前方にキャスト。
着底したら底切り
エギが海底に着底したら素早く底切り。※遅いと根がかりします。
5回ぐらいシャクる
エギをしゃくります。1シャクリでハンドル1回転ぐらいの感じ。
ピタリと止めてステイ
ピタリとロッドを止めて穂先を注視しながらエギをステイ(5秒ぐらい)。ピタッと止めた瞬間ぐらいのアタリが多いと思う。
①か②に戻る
①の再度フォールさせるか、②のシャクるかを繰り返し。エギが船に寄り過ぎたら回収して①からスタート。
アタリの出方
ティップが「ポンっ」と跳ね上がったり、「クンっ」と少し入り込んだり、「モゾモゾっ」と穂先に違和感が出たりと色んなアタリがでます。イカパンチがロッドを握っている手まで伝わることもありますが、多くはティップにしか出ないので集中して穂先を見つめましょう。
ティップランエギングを楽しもう!
ティップランエギングならタイミングが良ければアオリイカを爆釣したり、大型アオリイカを連発できたりするかも!そして、深場にいるアオリイカのジェット噴射は病みつきになりますよ!
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