タチウオテンヤ

タチウオテンヤ入門!おすすめタックルや釣り方などを紹介

タチウオテンヤで大漁!
タチウオテンヤで大漁!

太刀魚テンヤ(船釣り)は関西では昔から人気のある釣り方で「テンヤ」と呼ばれる仕掛けを使います。近年、関東をはじめ全国的にも流行りつつあります。※関東ではテンヤ太刀魚と呼び方が逆みたい。そんなタチウオのテンヤ釣りについて、初心者向けにおすすめタックルや釣り方・仕掛けなどを解説します。

タチウオテンヤってどんな釣り?

掛獲 船タチウオテンヤのヘッド
タチウオテンヤのヘッド

タチウオテンヤは、「テンヤ」と呼ばれる40号前後のヘッド(オモリ)が付いた一本針に、イワシやサンマなどのエサを巻付け、船上からタチウオを狙う釣り方です。

猛追タチウオテンヤ

シンプルな仕掛けながら、テンヤのアクション(誘い方)一つで釣果が大きく変わるのが非常に楽しいところ。

ドラゴン太刀魚
ドラゴン太刀魚

50〜130mといった沖の深場を狙うので、陸っぱりからでは中々出会えない120cmを超えるドラゴンサイズも出やすいのも特徴です。

タチウオテンヤのシーズン

タチウオ船団
タチウオ船団

タチウオテンヤのシーズンは8月頃から2月頃まで。ベストシーズンの10月〜11月頃になると、太刀魚を狙う船が大船団となるぐらい人気のある釣りです。個人的にはシーズン初期(8月頃)や終盤(12月〜2月頃)の方が大型が出やすい感じがします。

35Lクーラーが満タン
35Lクーラーがタチウオで満タン

タチウオテンヤで良い日にあたれば、太刀魚50匹以上の釣果が得られる場合もあります。ちなみに最高記録は90匹ぐらい。ただし厳しいタイミングだと10匹釣るのも大変な日もあります(笑)

「潮」は何が良い?

太刀魚船団

タチウオテンヤでは小潮が一番おすすめの潮です。潮が大きくなるにつれて渋くなる傾向が強く、逆に潮が小さい方が釣果が良くなる場合が多いです。初めてタチウオテンヤに行く場合は小潮周りで予約すると良いですよ。

タチウオテンヤのタックルを紹介

タチウオテンヤのタックル
タチウオテンヤのタックル

タチウオテンヤでは、下記のような基本タックルを使用します。

  • ロッド:2mぐらいのタチウオテンヤ専用ロッド(先調子の竿)
  • リール:小型電動リールや両軸リール
  • ライン:PE2号(300m)
  • リーダー:フロロやナイロンの10号(40lb)を1m
  • テンヤ:40号前後(地域による)

タチウオテンヤ用ロッド

先調子のタチウオテンヤ専用ロッド
先調子のタチウオテンヤ専用ロッド

タチウオテンヤで使うロッドは、先調子の専用ロッドがおすすめです。

長さは180cm〜200cmぐらい。30号〜60号のテンヤが使える設定になっています。

また、8:2ぐらいが標準的な調子で、9:1や7:3のタチウオテンヤ専用ロッドも発売されています。

入門モデルは1万円前後、ハイエンドモデルになると5万円〜とかなり幅があります。

タチウオテンヤを一度やるとハマると思うので、個人的には最初からそこそこ良いロッドは買っといた方が良いと思いますよ。

結局良いのが欲しくなると思います(笑)

タチウオテンヤ
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電動リールや小型両軸リールが最適

極鋭+シーボーグLTD 200J
極鋭+シーボーグLTD 200J

タチウオの棚を正確に把握するのが釣果に繋がるのでカウンター付きのベイトリールが必須。

また、水深は50mから深いところだと150mにもなるので40号(150g)のテンヤを頻繁に上げ下げすると、手巻き両軸リールではかなり疲れます。

ですので、タチウオテンヤでは電動リールを使うのが有利です。

メリットとしては、前述したように頻繁に仕掛けを上げ下げするので疲れない事。

それと電動リールの機能を使った誘いができる事です。(例えば、低速で一定スピードで巻き上げながらアクションを入れるなど)

リールサイズ(番手)

シーボーグ200J LTDとオシアコンクエストCT301
シーボーグ200J LTDとオシアコンクエストCT301

太刀魚テンヤで使うリールのサイズ(番手)はPE2号が300m巻けるサイズが各社のタチウオテンヤロッドで想定されているリールサイズ。ダイワならシーボーグなどの200番、シマノならフォースマスターなどの400番や600番となります。リールのハンドルはシングルタイプもありますが、個人的にはダブルハンドルの方が誘いがやりやすいので、おすすめです。私ももともとシングルタイプを使ってましたが、ダブルハンドルに付け替えました。

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タチウオテンヤの仕掛け

タチウオテンヤの仕掛け&タックル一例
タチウオテンヤの仕掛け&タックル一例

タチウオのテンヤ釣りの仕掛けはすごくシンプル。

メインラインはPEライン2号(300mをベイトリールに巻いています)。リーダーにはフロロカーボンラインの40LB(10号)を1m程度結束して使用します。

※PEラインにスナップ付きスイベルを直結し、テンヤに付属しているリーダーを付けてもOKです。こっちの方が簡単。

太刀魚のテンヤ針について

色んなタチウオテンヤ達
色んなタチウオテンヤ達

釣具メーカーから色々な種類のタチウオ用テンヤが発売されています。

使用するテンヤの重さは船宿指定なので、予約時に船に確認するようにしましょう。地域で異なる場合がありますが、関西では40号を使用することが多いです。

また、タチウオの歯は鋭く太いリーダーを使っていても切られてしまうことも多々あります。

少なくとも5個は用意しておきましょう。個人的テンヤのロスト最多記録は6個です・・・(涙)

テンヤのカラーの選び方

新品テンヤ3つ
テンヤのカラー

テンヤのヘッドには色んなカラーがあります。

良く使うカラーはグロー(夜光)。他にも赤金やイワシカラー、ゼブラピンクなどのカラーが人気。

基本はグローカラーを使い、反応を見ながら他のカラーを試すと良いですよ。

カラーチョイスの目安としては、

  • とりあえずスタートフィッシング時はグロー(夜光)で様子見
  • 濁っている時はグローや赤金を使ってみる
  • 澄み潮はナチュラルカラー系

太刀魚の活性が高い時はどんなカラーでも差が出にくいですが、渋い時ほど色んなヘッドカラーを試してみると良いですね。

同船している周りの人が何色を使っているかなども注意深く見ておきましょう。

ヘッドのカラー違いだけでお隣さんと釣果が異なる事もあります。

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タチウオテンヤのラインについて

シマノのPEライン「タナトル」
PE2号

メインラインはPE2号を使います。リールのサイズにもよりますが、300m程度巻いておくと安心です。太刀魚カッターに切られたり、お祭りで高切れする場合もたまにあるので、糸巻き量が少ないと高切れした場合に釣りができなくなる場合があります。

あんまり高価なラインはいらないと思います。私は↓こればっかり使ってます。

2020年に大阪湾では大量のサバフグが発生して、ラインが切られまくりました。その際に効果的だったのが「単色PEライン」の使用でした。サバフグが発生したら単色ラインがおすすめです。

リーダー(ショックリーダー)

リーダーとステンレスワイヤー
リーダー

フロロカーボンラインの40lb(10号)前後を1m程度結束してショックリーダーとして使います。↑の右側のリーダーが船太刀魚用テンヤに付属していますので、そのまま利用すればOKです。

タチウオテンヤの餌について

イワシ
イワシ

タチウオテンヤに巻きつけるエサはイワシやサンマ。乗船する船にもよると思いますが、イワシは付いている場合が多いと思います(1パック無料で追加は有料って場合などもあります)

猛追タチウオテンヤとイワシ
猛追タチウオテンヤとイワシ

乗船後、釣りが始まる前に持っているテンヤにエサを巻き巻きしておきましょう。エサがボロボロになったら、すぐにテンヤごと交換して手返しを良くするためです。釣れない時間帯などを有効に活用してテンヤにエサを巻いておくと時合が着た時に良いと思います。

イワシの良さ

イワシ餌
イワシ餌

船宿が用意してくれている餌が冷凍イワシです。サンマ餌と比べるとイワシの方が基本的に喰いが良いのでどんな場合でも使える餌です。イワシにばかり反応する時もあります。喰いが渋い場合などに有効です。船宿から提供されるイワシは冷凍されただけのイワシで柔らかく餌持ちは良くないです。塩でしめると水分が抜けるのである程度餌持ちも良くなります。

サンマはエサ持ちが良い

サンマ
サンマ

もう1つの餌がサンマ。エサ持ちが良いのでタチウオの活性が高くアタリが多い場合に圧倒的に手返しが良くなります。

個人的な目安ですが、大体6時間の釣行で5匹分(20切れ)を用意しています。釣り方やその日の状況にもよりますが、タチウオを40〜50匹ぐらい釣って5匹分が無くなります。

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タチウオの誘い方(釣り方)

無限に釣れる
誘い方

タチウオテンヤの誘い方(釣り方)としては、

まず、船長の指示棚もしくは底を取りアタリが出る層をまず探します。アタリが出る層を発見したらタチウオを誘っていきます。ちなみに、タチウオが高活性の場合はどんな誘い方でもある程度反応してくれますが、活性が低い場合、「誘い」が合わないと全く口を使わない事もあります。

自分が全然釣れ無いのに別の人はどんどん釣っているなんて事もありタチウオの誘い方で釣果が変わります。この辺の腕の差が明確にでてくるあたりの奥深さもタチウオテンヤの楽しいところですね。

誘い方の例

  • ワンピッチジャーク
    ワンピッチジャークで3〜4回しゃくり数秒ステイを繰り返しながら誘い上げてくる。しゃくり幅は小さくしたり、大きくしたりと反応を見ながら調整。
  • ストップ&ゴー
    リールを早巻きで2〜3回転・半回転などしてストップ、少しステイさせる。を繰り返しながら誘いあげてくる釣り方。リールの回転数(誘い上げる幅)はタチウオの反応を見ながら調整。
  • 微速巻き
    電動リールでゆっくり巻き上げながらアタリを取ります。途中でアクションを入れる場合もあります。巻き上げるスピードは、超ゆっくりから、ゆっくり、速めなど反応をみましょう。この誘い方でバンバン釣れる時もあります。
  • フォール
    超ゆっくりフォールさせたり、すばやくフリーフォールさせたり。フォールへの反応が良い場合にスピードやフォールの距離を変えて色々試してみます。大きくしゃくり上げてからロッドを使ってフォールさせる場合や、あたりのあるレンジ付近をサミングしながら落としていく場合など色々。高活性時にフォールばかりやっていると切られるので注意しましょう。
  • シェイク
    テンヤを一定の層でシェイクしてタチウオにアピールします。6〜10回ぐらいシェイクしてピタッと止めると「コツンっ」とアタリがでるような感じです。
  • ロングステイ(動かさない)
    一定層にテンヤを放置します。テンヤを動かしたくなりますが、何もしない方が良い場合もあります。10秒ステイが良かったり20秒ぐらい止めておいた方が良かったり。

上記1〜5を組み合わせたり、独自の誘い方をするなど釣り人によってタチウオの誘い方も千差万別。色々試して、その日・その時間帯の誘いのパターンを探りましょう。

合わせ(フッキング)のコツ

1匹目のタチウオ

タチウオを誘っていると「コツンっ」とアタリが出るのですが、このコツンっは前アタリ。これを合わせてもフッキングしません。

合わせたくなる気持ちを、グッとこらえて本アタリがでるまで誘い続けます。

そして、竿先を引き込むような本アタリを感じたら「キュっ」と素早く合わせましょう

竿を大きく上げるような合わせは必要ないです。「キュっ」とコンパクトに鋭く合わせるのがコツ。文章だと簡単ですが、なかなか本アタリがでない事も。これが楽しいんですけどね。

タチウオテンヤの持ち物

太刀魚バサミ
太刀魚バサミ

タックル以外に必要なタチウオテンヤの持ち物や装備を紹介!

  • ライフジャケット
  •  キッチンバサミ
    • タチウオを〆たりエラを切って血抜きに使います。ナイフでも良いですが、ハサミが手軽で楽ちん。イワシの頭を落として針に付ける場合もあるので、その際も活躍します。必須かな。
  • クーラーボックス
  • 竿受け
    • チビラークなどの竿受けがあると便利です。おすすめはチビラーク ロング タイプS。ロングタイプじゃないと取り付けできない船べりがあります。
  • タチウオバサミ(フィッシュグリップ)
    • 歯が鋭いので、やっぱちょっと怖いからあると安心。↑の太刀魚KOバサミが安くてつかみやすい。※ちょっと錆びやすいですが。
  • 予備のリーダー類
    • 高切れ、リーダー切れなど発生します。既製品のテンヤに1つ付いているので新しいのがあればそれを出してもOK。
  • 絆創膏
    • 船中で2人ぐらいタチウオにやられて船長に絆創膏をもらってました。一応自分でも用意しといたら良いです。
  • 長靴や滑らない靴
    • 船釣り全般に言えますが、水も掛かるし濡れても汚れても問題無いように。エサの脂で結構足元もツルツルと滑ります。
  • 探見丸
    • 無くても釣れると思いますが、あると棚の把握などに非常に便利。余裕があればぜひ!昨年だったか新型の20探見丸になりました。

タチウオテンヤ船ってどんな感じ?

いずみ丸は大きくて快適

乗船から納竿までの流れを書いておきます(関西の場合)

  1. AM3時〜4時頃に現地集合(時期や船宿によります)
  2. 釣座を決定(予約順や抽選など)
  3. 乗船名簿に記帳
  4. 5時頃に出船(時期や船宿によります)
  5. 乗船したら釣座に座って準備
    1. ロッドやリールの準備
    2. 竿受けや探見丸を船べりに設置
    3. テンヤに餌を巻く
    4. ポイントまで船室や座席でゆっくり
  6. ポイントまで移動(30分〜1時間ぐらい)
  7. AM6時頃から釣り開始
  8. お昼12時頃に納竿し帰港
  9. 釣果写真を撮ったり撮らなかったり。

※支払いは前払いや後払いなど船宿によって異なります。

タチウオテンヤ船は割と大型な船も多いので、天気が悪くなければ初心者でもトライしやすい釣り船だと思います。

一度やるとハマる「タチウオテンヤ」を始めよう!

タチウオテンヤを見つけよう!

タチウオテンヤはシンプルなタックルと仕掛けですが、誘い方1つで変わる太刀魚からの反応などが奥深い!

良いタイミングにあたれば初心者でも数はもちろん1m超えのドラゴンサイズが釣れるエキサイティングな釣り。

誰でもタチウオの強烈な締め込みが楽しめます。

釣っても楽しい食べても美味しい、船タチウオのテンヤ釣りでビッグサイズの太刀魚を狙いましょう!

  • この記事を書いた人

つりにいく

釣歴30年以上。ルアーフィッシングをメインにやってますが、ジャンルに拘らずに色んな釣を楽しんでいます。基本的にフィッシュ&イートで、釣った魚は美味しく食べます。釣具も大好きで、使っているタックルや気になる釣具を中心にインプレやレビューなども掲載しています。

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