シマノ(USAやオーストラリア)の公式サイトにスピニングリール「16ナスキー(16 NASCI)」の情報がアップされました。
今回のモデルチェンジでは、デザインも一新されスペックも格段に!アップしているようです。手頃な価格のエントリーモデルで、国内では現在13ナスキーが発売中。16ナスキーの情報は国内ではまだ未発表ですが、今年中には発売されそうですね!
2016年8月24日追記:
国内のシマノ公式サイトで、NEWナスキー(16ナスキー)が登場しました。11種類のラインナップで、2016年9月発売予定とのこと。※1000、C2000S、C2000HGSは2016年10月発売予定。ページ下部の15ストラディックとのスペック比較を更新しました。
2016年11月追記:
16ナスキー発売後の各番手の評判(Amazonから)を追加しました。
16ナスキーの特長
13ナスキーから3年でのモデルチェンジになる今回のNEWナスキー(16ナスキー)。
シマノ上位機種のリールは4年周期でモデルチェンジするので、もしかすると17ナスキー?となるのでしょうか。このあたりは情報公開後に分かりますが、今年中には発売されそうな感じです。
こんなデザイン
13ナスキーではシルバー基調だったカラーリングが、16ナスキーではブラックを中心にスプールにはゴールドとダークシルバーを配したカラーに変更されています。
シックで高級感もあるカラーリングになっており、個人的にはかなりカッコよくなったと思います。ちなみに、USAサイトに掲載されている16ナスキーのハンドルはシルバー、オーストラリアサイトに掲載されているハンドルはゴールドでした。番手によって異なるのか、地域によって異なるのか、国内ではどうなるのでしょうか。
HAGANEギア(ハガネギア)を搭載!
最高級スピニングリールである「14ステラ」から搭載が始まったハガネギア。
シマノの精密冷間鍛造技術を用いて製造された高精度・高耐久のギアで、去年発売され、実売価格が16,000円前後の15ストラディックへの搭載にも驚きましたが、それ以上にエントリーモデルである16ナスキーにも搭載されるとは・・・。
13ナスキーの価格が8,000円前後なので、恐らく16ナスキーも同じ程度(1万円前後)ぐらいになると思いますが、コストパフォーマンスが相当高そうなスピニングリールです。
熱間の鍛造とは異なり、常温のまま金属に圧力を加えることで、すぐれた精度と強度を実現する、シマノの精密冷間鍛造技術。「HAGANEギア」は、金属の塊を約200トンもの力で圧縮することで完成する。切削加工をせず、プレスにより一気にミクロン単位の精緻さで高精度のギアをつくる技術は、世界に類を見ない。その品質はまさに「鍛え上げられた金属」と呼ぶにふさわしい。
シマノ公式サイト:HAGANEギアについて
16ナスキーはコアプロテクトを採用!
シマノの防水機構。最近のシマノリールには大体搭載されていますね。ニューモデルの16ナスキーも搭載!
撥水効果を利用し、防水効果を高めた構造。
撥水処理による水玉形成効果により、微細な隙間があっても水の浸入を抑制することに成功。このため本来不可能であった回転抵抗を増やさずに防水効果をアップするという相反する課題を解決することが可能となりました。さらに非接触のため摩耗することなく防水効果も長続きします。シマノ公式サイト:コアプロテクトについて
ドラグノブの大型化
最近のシマノのスピニングリールの定番となっていますが、16ナスキーも大型ドラグノブに変更されています。ドラグノブが変わる事で、デザイン的な印象も随分変わりますね。
新形状大口径ドラグノブによって、ファイトの最中でも指先のかかりが向上。思わぬビッグフィッシュにも、スムーズかつ細やかなドラグ調整を可能にする。
Gフリーボディ
シマノのスピニングリールの新たな形状として定番化しているGフリーボディ。手元(ロッド側)に重心が来るように設計されており、自重よりも更に軽く感じるようになっています。
ハンドルの回転をスプールの前後運動に変換するウォームシャフトを、従来より上方に移動。リールの重心をロッドに近づけることで、体感的な重さを大幅に軽減した。
16ナスキーの発売後の評判は?
16ナスキー自体、発売して間もないということもあり「後は耐久性を見てみたい」っぽい意見や、1万円切るリールなのに「HAGANEギア」や「コアプロテクト搭載」でコスパが高いって部分に惹かれた方が多いようです。その他、ハンドルがねじ込み式ではないので、少しガタツキが気になるというのが有りました。
私も釣具屋で現物を見ましたが、↑の写真ほど輝きは無く、もう少しマットな(くすんだ)光り方なので、写真と比べるとちょっと違うと思います(下記評判はAmazonから)
16ナスキー C3000の評判
見た目もダイワに負けてないかな。(投稿日 2016/11/6)
ワインド用に購入。フリームスはショアジキで亜鉛ギア一発で死んだのでハードな釣りで亜鉛には不信感があったのですが実売1万切ってるのに、アルミ鍛造のギアだったので即買いしました。ハンドルはねじ込み式ではないので、ねじ込み式に比べると少しガタつく感じです。ラインベールもワンピースではない廉価版ですがpe0.6号使用でも問題なしです。諸々差し引いても心臓部がワンランク上なので良いリールです。見た目も落ち着いた高級感がありカッコイイと思います。
見える所より見えるない所にコストかけるシマノらしい感じです。ちなみにシマノ派でもダイワ派でもありません釣りに応じてコスパと性能でリールを選ぶ感じで中華製も使ったりして、こだわりはないです。
16ナスキー C3000HGの評判
コスパ最高(投稿日 2016/11/7)
C3000と併用してロックで使用しています。ハンドルのガタは多少ありますが許容範囲です。ワンピースベールではありませんが、PE0.6号、0.8号を巻いていますがトラブルは皆無です。釣行後の手入れはラインローラ部分のみオイルとラインの塩抜きのみです。この価格でコアプロテクト搭載ですので、コスパ最高のリールですよ。
16ナスキー 4000XGの評判
値下がりタイミングで購入(投稿日 2016/10/21)
ライトショアジギングに使用するため購入しました。低価格なリールとは言えどもシマノのリールらしい良いリールと思います。価格以上の満足感は得られました。(耐久性はこれからですが、この価格なので2年持てば合格と思います。)
16ナスキーと15ストラディックとのスペック比較
今回のモデルチェンジで、16ナスキーと15ストラディックのスペックの違いが個人的にも気になりましたので、まとめてみました。国内の情報公開後に訂正があるかもしれませんので、念のため。※国内版が発表されましたので、スペック表を更新しました。
品名(番手) | ギア比 | MAXドラグ(kg) | 自重(g) | ナイロン糸巻量(号-m) フロロ糸巻量(号-m) PE糸巻量(号-m) | 最大巻上/1回転 | ベアリング数 | 価格 |
16ナスキー(1000) | 5.0 | 3 | 210 | 1.5-130、2-100、2.5-85 1.5-120、2-85、2.5-70 0.8-240、1-190/270, 4/140, 6/110(lb/yard) | 66cm | 4+1 | 10,900円 |
15ストラディック(1000S) | 5.0 | 3 | 200 | ナイロン(lb-m) 2.5-140,3-100,4-90 フロロ(lb-m) 2-170,3-95,4-75 PE(号-m) 0.6-140,0.8-100,1-70 | 66(cm) | 6+1 | 24,700円 |
16ナスキー(C2000S) | 5.0 | 3 | 220 | ナイロン(lb-m)3-125、4-100、5-75 フロロ(lb-m)3-110、4-85、5-65 0.6-150、0.8-110、1-80 | 66cm | 4+1 | 10,900円 |
15ストラディック(C2000HGS) | 6.0 | 3 | 200 | ナイロン(lb-m) 3-125,4-100,5-75 フロロ(lb-m) 3-110,4-85,5-65 PE(号-m) 0.6-150,0.8-110,1-80 | 79cm | 6+1 | 24,700円 |
16ナスキー(C2000HGS) | 6.0 | 3 | 220 | ナイロン(lb-m)3-125、4-100、5-75 フロロ(lb-m)3-110,4-85,5-65 0.6-150、0.8-110、1-80 | 79cm | 4;1 | 10,900円 |
16ナスキー(2500) | 5.0 | 9 | 250 | 2-170、2.5-150、3-120 2-140、2.5-125、3-100 1-320、1.2-220、1.5-160 | 73cm | 4+1 | 12,500円 |
15ストラディック(2500S) | 5.0 | 4 | 230 | ナイロン(lb-m) 5-110,6-95,8-70 フロロ(lb-m) 4-130,5-100,6-80 PE(号-m) 0.6-200,0.8-150,1-110 | 73cm | 6+1 | 25,200円 |
16ナスキー(2500HGS) | 6.2 | 4 | 250 | ナイロン(lb-m)5-110、6-95、8-70 フロロ(lb-m)4-130、5-100、6-80 0.6-200、0.8-150、1-110 | 91cm | 4+1 | 12,500円 |
15ストラディック(2500HGS) | 6.0 | 9 | 230 | ナイロン(lb-m) 5-110,6-95,8-70 フロロ(lb-m) 4-130,5-100,6-80 PE(号-m) 0.6-200,0.8-150,1-110 | 88cm | 6+1 | 25,200円 |
16ナスキー(C3000) | 5.0 | 9 | 250 | 2.5-180、3-150、4-100 2.5-160、3-130、4-100 1-400、1.5-270、2-180 | 73cm | 4+1 | 12,500円 |
15ストラディック(C3000) | 5.0 | 9 | 230 | ナイロン(号-m) 2.5-180,3-150,4-100 フロロ(号-m) 2.5-160,3-130,4-100 PE(号-m) 1-400,1.5-270,2-180 | 73cm | 6+1 | 25,200円 |
16ナスキー(C3000HG) | 6.2 | 9 | 250 | 2.5-180、3-150、4-100 2.5-160、3-130、4-100 1-400、1.5-270、2-180 | 91cm | 4+1 | 12,500円 |
15ストラディック(C3000HG) | 6.0 | 9 | 230 | ナイロン(号-m) 2.5-180,3-150,4-100 フロロ(号-m) 2.5-160,3-130,4-100 PE(号-m) 1-400,1.5-270,2-180 | 88cm | 6+1 | 25,200(円) |
16ナスキー(C3000DH) | 5.0 | 9 | 280 | 2.5-180、3-150、4-100 2.5-160、3-130、4-100 1-400、1.5-270、2-180 | 73cm | 4+1 | 13,000円 |
16ナスキー(4000) | 4.7 | 11 | 295 | 3.5-170、4-150、5-125 3-190、4-145、5-115 1-500、1.5-320、2-210 | 75cm | 4+1 | 13,500円 |
15ストラディック(4000) | 4.8 | 11 | 275 | ナイロン(号-m) 3.5-170,4-150,5-125 フロロ(号-m) 3-190,4-145,5-115 PE(号-m) 1-500,1.5-320,2-210 | 77cm | 6+1 | 26,800円 |
16ナスキー(4000XG) | 6.2 | 11 | 295 | 3.5-170、4-150、5-125 3-190、4-145、5-115 1-500、1.5-320、2-210 | 99cm | 4+1 | 13,500円 |
15ストラディック(4000XGM) | 6.2 | 11 | 285 | ナイロン(号-m) 2.5-160,3-120,4-90 フロロ(号-m) 3-110,4-90,5-65 PE(号-m) 1.2-250,1.5-200,2-150 | 99cm | 6+1 | 26,800円 |
16ナスキー(C5000XG) | 6.2 | 11 | 300 | 4-190、5-150、6-125 4-170、5-135、6-115 1.5-370、2-320、3-190 | 105cm | 4+1 | 13,500円 |
・1yard=0.9144m
・1inch=2.54cm
16ナスキーのデータ 出典:シマノUS:ナスキー紹介ページ
15ストラディックのデータ 出典:シマノ|15ストラディック
と、ここまで特長を見てきましたが、16ナスキー、シマノの最先端技術を惜しげも無く搭載したスピニングリールとなっています。入門機ですが、最近発売された中位機種にも迫るスペックですね。
これから釣りを始める人にも最適ですし、新しい魚種を狙うためタックルとしてチョイスするのにも良さそうですね。
国内の詳細が分かりましたら、またページを更新します!スペック比較を更新しています。